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沖縄事件に国民は怒りを

  • 2016年05月24日

 沖縄県うるま市の会社員、島袋里奈さんが殺され、遺体が遺棄されていた事件で、米軍に勤務していた軍属の「シンザト・ケネフ・フランクリン容疑者」が逮捕され、その供述から、車で2から3時間女性を物色し、島袋さんの背後から棒で殴打し暴行を加えてから首を絞めナイフで刺し、遺体をトランクに詰め込み人気のない山林遺棄したという事が明らかになりました。

 ケネフ容疑者には日本人妻と生まれたばかりの子供がいたことから、被害者、加害者双方の家族にとってもつらい事件となったことは明らかです。

 そして、この二つの家族もまた沖縄県人であるということです。

 これまで、米軍が駐留していた事に起因する事件が後を絶たず、その度に米軍関係者は再発防止、綱紀粛正、夜間の外出規制を壊れたテープのように繰り返していますが、その効果はまったく無く、沖縄の方々にとって絵空事のように空しく響くだけだろうと思います。

 もはや、沖縄県民が身近に感じる危険は中国でも北朝鮮でもなく県内に居座る米軍であり、沖縄県民を危険に晒しているのは日本政府そのものであることは明々白々であります。 果たして、安倍晋三は戦後から続いている沖縄県民の心情に寄り添ったことがあるのか?そして、今度のサミットで地位協定の改定をオバマ大統領に申し入れることが出来るのか?

 たぶん答えは、私たちの期待を裏切るものとなるでしょう。と言うよりも、期待する方がバカを見るだけです。

 広島訪問も、来てくれるだけでも有り難い、言葉など必要ないと平身低頭の安倍晋三。

 既に終わっているオバマ大統領が広島を訪れても何も変わらないことを、国民は判っています。

 そして、沖縄県民が幾ら犠牲になっても地位協定の改定を求めず、運用だけでその場を凌ごうとする発言を繰り返す「菅官房長官と中谷防衛相」。

 今の安倍晋三内閣の意識の低さとと交渉力の無さは、自らの手で地位協定の改定や米軍基地の撤退を勝ち取ったフィリピン政府の足下にも及ばないものであり、「まったく情けない」と言う一言を、言う気も失せる、吐き気さえ覚えるのは私だけではないと思います。


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