沖縄全戦没者追悼式
- 2018年06月24日
私たちは忘れてはいけない日がありますが、とりわけ忘れてはいけないのが8・6、8・9、8・15そして6・23です。
言わずもがなですが、8月6日:広島原爆忌、8月9日:長崎原爆忌、8月15日:終戦の日、そして6月23日:沖縄戦終結の日(慰霊の日)です。
日本軍が、本土への米軍上陸を阻止するために沖縄をその橋頭堡とし、熾烈な地上戦を展開した沖縄戦、県民の4人に一人が犠牲になり、全国から、とりわけ北海道出身者の多くの兵も戦禍にまみえ、民間人を中心とした犠牲者はおよそ20万人とも言われています。
その沖縄戦が終結したのが6月23日、沖縄では県を上げて追悼を捧げる日となっており、公式には「沖縄全戦没者追悼式」が開催されますが、ここに招きたくない客であろう安倍総理が毎年出席しています。
沖縄に苦しみを押しつけている総理大臣、米軍の不条理に対し、県民に寄り添うことなく米軍のおもねるだけの総理大臣。
その安倍総理が今年も式典で挨拶を読み上げました。
言葉だけがうつろに響き、県民の心を打つこともない空疎な言葉の羅列。
毎年、その内容は過去の挨拶をなぞるだけ、そして挨拶が終わるとそそくさと会場を後にする、単なるアリバイ、パフォーマンスでしかないことは、沖縄県民だけではなく、私たちにも伝わります。
会場では、県民そして翁長知事とも目を合わすことさえない安倍総理は、何のために沖縄へ行ったのでしょうか。