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沖縄県議会選挙(ブログ3608)

  • 2024年06月18日

 沖縄県議会議員選挙で、玉城デニー知事を支える与党の議席が減少してしまったことは、私にとっても大きなショックでした。

 これまで、定数48議席を24議席ずつ与・野党で分け合い、議長が知事与党だったことから、議会勢力は実質23vs24、何かにつけて知事与党が譲歩を余儀なくされてきましたが、今回の県議会議員選挙の結果、野党28vs与党20という構図となり、知事の政策は議会を通すことが難しくなってしまいました。

 沖縄県民の選択した判断を突きつけられて、これまで辺野古基地建設に反対し、現地で座り込みにも参加、応援演説も行い、沖縄意見広告運動に協力して新聞への意見広告にも参加してきましたし、先島諸島における自衛隊基地の設置や本島北部の米軍ヘリパッド基地、などにも反対活動のお手伝いをしてきた私としては、なんか気が抜けたような、それだけではなく、沖縄県民の変節に多少の憤りを覚えています。

 日米地位協定によって、日本本土が負わなければならない米軍基地の7割以上を負担させられ、常に米軍軍属による横暴に晒されてきた沖縄県民が、この選挙で政府の圧政に屈し偏った不公平な対応も受け入れる判断をしてしまったことが残念でなりません。

 全ての県民の思いは別にあるかも知れませんが、沖縄県議会は国政の影響を直接的に受け入れる議会構成となってしまいました。

 これで、玉城県政の継続は風前の灯火となり、言い方は適切ではありませんが、沖縄県は戦前同様に米国に差し出された貢ぎ物となってしまった気がします。

 これから以降、沖縄で平和を願う方々とどのように連携していくことになるのか、自問の日が続く事になりそうです。


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