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河野元議長の言葉

  • 2018年06月15日

 河野太郎のお父さんである河野洋平氏が東京都内で講演をし、拉致問題に対する安倍総理の対応に疑問を呈したことが神奈川新聞に掲載されました。

再掲します。

 <元衆議院議長の河野洋平氏が13日、北朝鮮による日本人拉致問題を巡り、「国交も正常化されていない、植民地問題の処理も出来ていない国に対し、『返せ、返せ』とだけ言ってもなかなか解決しない」と述べ、まずは国交正常化の手順を踏むべきと認識を示した。日本による戦前の植民地支配の精算についても「韓国にはお詫びをして、経済援助をした。同じ事をしないと、反省の姿勢を示すことにつながらない」と訴え、北朝鮮への謝罪と経済援助の必要性に言及した。

 安倍晋三首相は「拉致問題の解決無くして国交正常化はあり得ない」との立場を示しており、疑問を呈した形だ。

 自民党総裁や外相を歴任した河野氏は、安倍首相が意欲を示す日朝首脳会談の実現性について、「米国は会談するための下地を作ってきたが、日本はそういう雰囲気がない。少し心配だ」と苦言。北朝鮮への圧力の継続を表明する首相や息子の河野太郎外相の姿勢を問題視した。その上で、「目的達成には譲ることも考えなくてはいけない。日本ももっと努力して欲しい」と注文を付けた。

 12日の米朝首脳会談は「トップ同士が会うのはすごいこと。話し合うことで平和が近づいてきた」と評価した。ただ、米側が求める「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)はとんでもなく難しい作業であることは間違いない」と指摘。日本が核兵器禁止条約に署名しない一方で、北朝鮮に核放棄を求める姿勢には「自己矛盾を感じる」とし、「唯一の被爆国として核廃絶の先頭に立つという以上、スタンスをハッキリさせるべき」と強調した。>

 以上が掲載された原文そのままですが、まったくその通りだと思います。

 日本は今までに朝鮮に何をしてきたのでしょうか。

 遠くは豊臣秀吉の時代の朝鮮討伐から、近代に入っては日朝修好条約という不平等条約を結び収奪を重ね、日露戦争では朝鮮半島を戦場として利用しロシアに勝利してからは朝鮮を植民地として支配、果てに日韓併合、言葉と名前そして何よりも尊厳を奪い差別をし、関東大震災では多数の朝鮮人の命を奪い、戦争になると帝国臣民として徴兵、日本兵として戦地に向かわせ、炭鉱や鉱山で強制労働を強い、女性達を性奴隷として苦しめ、戦争が終わると、民族教育を否定し、朝鮮学校を高校無償化から除外し、そして今、聞くに堪えない侮蔑の言葉で差別する輩がおり、それを黙認している安倍総理達。

 この積年の行為に対し、日本の総理大臣として何もせずに「こちらの言うことを聞け」と言うのでしょうか。


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