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法治国家?

  • 2015年12月02日

 菅官房長官が定例記者会見で口癖のように話すのが「法治国家として・・・」というフレーズですが、これほど「法治国家」という言葉が似合わない政権もないものだと思います。

 原発の再稼働においても、辺野古問題にしても、「法的手続きに瑕疵は無い」、兎に角何をするにも国は法治国家なので、法的な間違いは無い。

と言い張っています。

 しかし、これまで、安倍晋三が行ってきた数々の悪政は、この法と言うものをまったくといってほど無視してきたではありませんか。

 立憲政治は憲法によって権力を縛り、その憲法の下に法律が作られ、政権は、その法律によって行政を司るものであることは、「いろはのい」ですが、安倍晋三は憲法は国民を縛るもので、権力者を縛るものではないとばかりに、憲法第96条(憲法改正の手続き)を形骸化し、憲法第9条(戦争の放棄)を解釈改憲し、憲法第19条(思想・信条)に介入し、憲法第21条(表現の自由)に制限を加え、憲法第53条(臨時国会の召集)を反古にし、憲法第92条(地方自治)を無視し、憲法第98条(最高法規)を蔑ろにし、憲法第99条(憲法擁護の義務)を放り投げています。

 何が、法治国家でしょうか。

 一番法律を守らなければならない総理大臣が、法律の根幹である憲法にこれだけ違反を繰り返しているにも関わらず、どうどうと「法治国家である」と嘘をつくのをみると、小さな法律違反などは、どうでも良いのではないかと国民が思ってしまいます。

 まさしく、上から下まで、現実的に法治国家とは言えないことを平気で行う様になることが心配です。


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