海自幹部も参拝(ブログ3485)
- 2024年02月17日
今日の「しんぶん赤旗」に、<海上自衛隊の幹部ら165人が制服姿で靖国神社を集団参拝していた事が分かり、これは同じくしんぶん赤旗が1月10日付けで報じた陸上自衛隊の小林弘樹陸上幕僚副長ら幹部職員が公用車で集団参拝を行い、防衛省から訓戒の処分を受けている直後に行われた行為で、これらの行為は、憲法20条に規定されている「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。」、さらには防衛省事務次官通達「宗教上の礼拝所に対して部隊参拝することおよび隊員に参加を強制することは厳につつしむこと。」にも違反する行為。防衛省は本紙の質問に16日までに回答をしませんでした。>との記事が掲載されていました。
憲法は信教の自由を保障していますが、それはあくまで個人としての自由であって、軍事力を備えた実力組織である自衛隊が、集団で靖国神社を参拝するなどは有ってはならない事です。
国民が認識している靖国神社の位置づけが変わらない限り、自衛官として、それも集団で参拝することは有ってはならないことで、防衛省自身も「厳に慎むべきこと」と強く自制を求めているにも関わらず、その事を十分承知の上で行った参拝、すなわち自衛隊が憲法を無視し、自らの組織(防衛省)の通達をも意に介さない暴挙を行ったということになります。
これは極めてゆゆしき事態であると受け止めなければなりません。
もはや、民主主義国である日本における「文民統制」を、自衛隊が受け入れないということになってしまったのでしょうか。
この問題は、国会において取り上げ、厳しく対処しなければなりません。
このまま放置していたならば、制服組がドンドン増長し、過去に通った道を繰り返すことにもなりかねません。