減税より負担増(ブログ3584)
- 2024年05月25日
さて、昨日は6月からの定額減税のことに触れ、今後の増税についても要注意と記させていただきました。
さて、今後の私たちの出費はどうなるのでしょうか。
まず、6月からは、これまで物価高騰対策としてきました電気代の補助が5月使用分を最後に終了することになります。北電を使用している道民は17.2%の値上げが待っています。電気代は上がりますが、補助金は打ち切り、再エネ賦課金は増えていきます。
値上げだけでも標準世帯で1600円から1800円となる予想ですし、プラス再エネ賦課金となります。
介護保険の保険料も6月分から値上げとなりますし、国民年金の保険料も4月から月460円の負担増、25年度には更に月530円の負担で、ほぼ1000円増となります。
同じく24年度からは国民一人当たり1000円の「森林環境税」が住民税に上乗せとなります。また、政府がこれまで補填していたガソリンやガス料金の支援も5月以降の継続は決まっていませんし、トリガー条項の発動は視野に無いようです。
「異次元の子育て支援」の原資は健康保険料に上乗せする事になり、月500円から1000円の負担。
さらに、23年から28年度までの5年間の防衛費43兆円については、足りない分を所得税・たばこ税・法人税に求めるとしています。
また、東日本大震災後は2037年までの25年間「復興特別税」として1000円を負担しています。
どうでしょう。今年限りの4万円の減税ですが、月に直せば約3000円。しかし、それを上回る負担増が4月から始まりました。