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漁り火鉄道

  • 2015年06月18日

 皆さんお久しぶりです。

 とある事情で、パソコンの状態とネット環境の整備に不都合が生じ、しばらくお休みをしていたことをお詫び申し上げます。

 ところで、今日の地元新聞に「漁り火鉄道に観光列車」の記事がありました。

 昨年、新幹線木古内新駅を視察に行きましたが、新幹線の停車駅として木古内町が駅前通りの電線を地中化し、物産館を建設、商店街の皆さんが新幹線の来客のためにいろいろな準備をしているのを拝見させていただき、その意気込みを大いに感じました。

 その時に感じたのですが、果たして、新幹線が開通したら途中駅である新木古内駅で下車するのだろうか?乗客はスピードを重視し、まっすぐ新函館北斗駅に行くのではないか。

 だとすれば、木古内町の皆さんの思いはどうなるのか。

 一方、第三セクターとなる「漁り火鉄道」は、はなから赤字を覚悟の運行になる。

 この二つを結びつけるのは、JR九州で運行している「由布院湯けむり号」のようなローカル線で、一方は別府湾、こちらは海岸線の津軽海峡を眺望し函館山から徐々に市街地に迫る風景が、これから始まる北海道の旅の始まりを予感させるのではないかと思いました。

 「由布院湯けむり号」は今や観光客に人気の列車で、わざわざこの列車に乗りに来るほどとなっています。

 これを例に、木古内で新幹線を降りてもらい、町を散策し、みそぎ祭りを疑似体験して木古内駅からローカル線で函館まで行く。

 このことは、木古内町にとっても、第三セクターにとっても、北海道観光にとっても良いことではと考え、早速、北海道議会「食と観光対策特別委員会」で提案し、強く主張しましたが、当時はまだ第三セクターに対するJR北海道、地元自治体の出資が決まっていなかったこと、赤字路線であることなどを理由に、車両の更新は出来ない事から難しいとのことでしたが、やっと検討を始めたようです。

 道が主体となった少ない予算ですが、提案が一歩進んだようでうれしく思います。

 この企画を生かし、先々には九州に負けないローカル線にしたいものだと思います。


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