災害拡大と新年会(ブログ3450)
- 2024年01月09日
昨日のブログでは、能登半島の被害について、早急に通常国会を開催して復旧支援の補正予算を組むべきと訴えました。
さて、今回の地震は、陸上だけでは無く沿岸の海にも大きな変化をもたらしました。
とりわけ、輪島市の大沢漁港周辺から鹿磯周辺にかけての約15kmの磯が隆起し、低いところでも1~2m、激しいところでは最大4mの隆起が確認されています。
上空からの映像では、ケーソン(防波堤)で囲まれた漁港に海水が無く、その外に積み上げられた消波ブロックの先まで海底が浮き上がっているという信じられない光景が映し出されていました。
つまり、漁港の中やその外までが陸地になってしまったと言うことです。
津波で沖合に避難した船舶は漁港に戻ることが出来ません。
このままでは港が使用出来ず、復旧まで数年の時間と多くの費用がかかります。
石川県の大きな産業の一つである漁業も致命的な被害を受けたことになります。
日が経つにつれ、様々な被害状況が明らかになり、その画面を見ているだけの私たちはとても胸が痛みます。
それにつけても岸田氏は、大きな災害を目の前にしながら、日夜、経済団体を中心とした各界の新年交礼会や年賀会へ出席しており、残念ながらその事に余念がないように映ります。
今年の場合は、災害対策を最優先にして、交礼会などは各大臣に代理出席させ、災害対策本部長として、復旧の陣頭指揮に徹するべきでは無いでしょうか。
石川県の馳浩知事は、現地対策本部長として、各種新年会には顔を出していないと思います(多分・・・?)。岸田氏の新年会出席は、多くの国民の不評を買う結果となるでしょう。