無責任が横行
- 2019年02月07日
2013年に起きたJR北海道函館線貨物列車脱線事故を巡るレール検査データー改ざん事件で、改ざんに関与したとされていた本社幹部3人に対し、札幌簡易裁判所が無罪を言い渡しました。
裁判では結城裁判長が、「3人は当時復旧作業に追われていた上、数値の詳細な確認は担当業務ではなく、数値の変化を訂正だと理解したとしても合理的な説明が出来る。」というものです。
残念ながら、2011年5月27日石勝線トンネル内で起きた「スーパーおおぞら14号」の脱線・火災事故以後の度重なる列車事故に対するレール幅への検査データー改ざんは、JR北海道の社長が自殺するという犠牲を出しながらもその責任が曖昧となり、うやむやのまま終結しそうです。
この間、国や大企業が関与した事故や事件では、ほとんど全てと言っていいほどその責任が曖昧となり、誰も責任を取っていません。
今回も会社には責任が有るが、その会社を運営する「人」には責任がないとは・・・。
責任を取らないのが大人の社会となってしまったかのようで、このような風潮が行政にまでも波及し、様々な場面で責任逃れが横行しています。
そしてテレビを見る度に、映る顔ぶれも、無責任な面々です。