生涯未婚率
- 2017年04月06日
生涯未婚率が2015年で男性23.37%、女性14.06%となったことが厚労省から発表され、北海道は男性23.48%、女性17.22%と、どちらも全国平均より多くなっています。
私の廻りにも独身の方が多くなり、その方に「ナゼ」とは聞けませんが、男性には「女性と知り合い、親しくなるにはコミュニケーション能力を磨かねば」と話しています。 私たちの若い頃に比較して出会いの機会が少なくなったとは思えませんし、そうだとすれば、他の社会的な要素が結婚を遠ざけているということになります。
結婚をすれば、家族が出来ます。
その家族が、健康で文化的な生活を営むにはその環境が整備されていることが必要です。
まずは、生活を営むに足る所得、安心できる住環境、保育園や幼稚園、学童保育などの子育て支援、教育費の負担軽減、仮に離婚した場合でも所得や子育てに不安を抱かなくても生活を営むことが出来る社会保障等を整えることが国の責務だとおもいます。
一方、独身を選択する自由もあることから、結婚が全てとは言いませんが、一人暮らしは自由であると共に、何かあった場合にはとても不安なものです。
側に頼る人がいない、病気になっても誰もいない、急病になったらどうしよう、怪我をしても全て自分が対処しなければなりません。
また、喜びも楽しみも共有できない、話し相手もいない寂しさは、精神的なアンバランスを生むのではないかと思います。
一人は気楽でいいのかも知れませんが、いつまでも今の身体を維持することは出来ず、必ず衰えていくものです。
私も1年の半分以上が札幌での単身生活なので、一人で買い物をし、一人で料理を作り、一人で食べる空しさを感じると共に、急病や怪我をしたらどうしようといういう漠然とした不安があります。
また、社会を維持するためには次の世代が必要です。
当該の方だけではなく、全ての方々が考えなければならない問題が目の前にあります。