疑念だけの集中審議
- 2014年07月15日
今日も参議院予讃委員会で「閣議決定による集団的自衛権の行使容認」に関する質疑が行われました。
民主党ネクスト外務大臣の福山議員や、野党などによる今日の質疑を含めたこの二日間のやり取りで明らかになったのは、アベシンの考える集団的自衛権と公明党の考える集団的自衛権は、まったくステージが違うということ。
これでよく公明党は賛成したものだと思うと共に、この二日間のアベシンの答弁に対して公明党は再協議を申し入れなければ、ただ利用されただけのピエロになってしまうということです。
日本での説明と海外での説明では内容がまったく違う二枚舌を使い、内でも外でもいい顔をしようとしているアベシンに大義はありません。
自衛隊のイラク派遣でヒゲの隊長と呼ばれた佐藤正久参議院議員が、自衛隊の武器使用の緩和と併せ、現場の自衛隊は命を賭けて任務を遂行していると強調、何をとち狂ったのか、「自衛隊の叙勲数は警察の半分なので、もっと自衛隊の叙勲数を増やして欲しい」と陳情まで行いました。自衛隊の幹部にでも頼まれたのか? レベルが低くすぎます。
そして、自衛隊の最高司令官であるアベシンは自衛隊員が犠牲となるリスクへの質問については答弁をかわし、国民にそのリスクと責任者としての覚悟を語ることもありませんでした。
疑念だけが残った集中審議、これで集団的自衛権行使容認の審議を終わるわけにはいきません。