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疑義を感じる新年度予算

  • 2020年03月31日

 あわただしい元年度でしたが、今日で年度末を迎えます。

 統一自治体選挙があり、新天皇の即位に関する諸行事、参議院選挙、消費税10%へ増税、ラグビー・ワールドカップ、年明け後は新型コロナウィルス感染症の世界的パンデミック、とりわけコロナウィルス感染症は、私たち世代が経験をしたことのない不安と経済的な打撃が地域を超えて世界中を包み込んでいます。

 明日から新年度が始まりますが、毎日のように感染者数が増加し収まる気配は感じられません。

 国の新年度予算が明日から執行されますが、この中には新型コロナウィルス感染症対策が含まれておらず、年度内に組まれたのは、不用額利用したを第1弾の253億円と予備費を利用した第2弾の約4,300億円、合わせて約4,550億円、これで予定されている新年度補正予算(コロナ対策)までつないでいかなければなりません。

 すでに今年に入ってから新年度予算の審議が行われていましたし、その間に新型コロナウィルス感染症が拡大に伴って、安倍晋三氏は小中高校の休校や外出自粛を国民に要請していました。

 思い付きで発したものでなければ、そのことによって生じるであろう国民生活への影響や経済的なリスクへの対処を同時に考えていなければならなかったでしょうし、当然のことながら、審議中の新年度予算にコロナ対策分を盛り込み、執行が可能となる明日から、間断なく対策が行えるようにすべきではなかったかと思います。

 全てがオリンピックと横にらみのコロナ対策とは考えたくありませんが、結果はどうもそのように映ってしまいます。


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