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百田氏の発言(ブログ3740)

  • 2024年11月10日

 今回の衆議院選挙で、前名古屋市長の河村たかし氏が当選、合計3議席を獲得した「日本保守党」の創設者・共同代表である、作家の百田尚樹氏が8日配信のYouTubeの番組で、少子化対策について「社会構造を変えるしか無い。ええ言うとるんちゃうねん。小説家のSFとして考えてください」と念を押して、「女性は18歳から大学には行かさないとか」、「25歳を超えて独身の場合は、生涯結婚できない法律にする」、「30歳を超えたら子宮摘出とか」と発言し、同党の有本香事務総長が、「SFでもいくらなんでも」と指摘すると、百田氏は「時間制限を分かりやすく言った」と説明しました。

 その後、当然のよ言うにネットは炎上、10日に名古屋市内での市長選挙の応援演説で、「ダメなことを例で挙げたが、どぎつい話もありました。聞いていた人は不快に思う。改めて発言を撤回して不快に思われた方々に謝罪します。」と話しました。

 さて、皆さんは百田氏の発言と謝罪をどのように受け止めたでしょう。

 日本保守党の主な公約には、再エネの抑制、国内の北朝鮮協力者への制裁強化、なにより、男女共同参画政策の支出の見直し等が羅列されています。

 百田氏は、安倍氏が存命の頃は協力な支持を表明、国粋主義と超保守的な言動を繰り返し、櫻井よしこ氏とも近く、超国家主義団体である「日本会議」とも・・・。

 一応は、謝罪という対応をした様ですが、これまでの彼の言動を斟酌すると、これらの考えは、即座にアドリブとして発せられたのでは無く、常に「女性=出産の道具」という意識が強いのではないかと思います。

 女性に高学歴は不必要と言うことも問題ですし、さらに女性には結婚や出産に対する自己決定権は必要無いとの思想を常に持ち合わせているからこそ発せられる言葉だと思います。

 この日本保守党に投票された方々の比例の票数は約114万票で、比例で2議席、小選挙区で1議席獲得しました。

 少なくとも、このような百田氏が創設した国粋・極右政党に賛意を示した方が有権者の約2%に及ぶことに、日本の民主主義の不安をを感じてしまいます。


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