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目の前の陥穽

  • 2020年09月06日

 国の手の内が徐々に明らかになりました。

 梶山経産相は、鈴木知事との会談で文献調査について「必要に応じて人を派遣する。」などと身をかわしつつ、経産省内部では「知事をどう説得するかだ」との本音も見え隠れします。

 周到な計算であるのは、知事が意見を述べることの出来ない文献調査を町長が認めると、まずは文献調査を実施し、次の段階の概要調査で知事が反対の意見を述べても、既に文献調査は終了したという既成事実が残るということです。

 後はゆっくりと時間をかけて、知事と近い菅総理(?)が引導を渡す?それは、予算や様々な交換条件をぶら下げ、真綿でジワジワと知事の翻意を促すのか、それとも2期目あたりで国政への誘惑をちらつかせるのか、既に自身の手の中に入ってしまったかのように自信たっぷりの梶山経産相。

 文献調査の段階で知事の意見を尊重しなくても、時が移り交付金の旨味を覚えてしまった町民、政治状況も変化し知事の考えが変化する、もしくは知事が交代すれば、すぐにでも概要調査を実施することが出来る。

 周到なシナリオが準備されている文献調査、この陥穽にはまる前に文献調査にも入らないという声の高まりを作り上げなければなりません。


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