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相手にされない安倍氏

  • 2019年06月30日

 2日間のお祭り騒ぎだった「G20」が終わりました。

 安倍晋三氏の参議院議員選挙を意識したサミットでしたが、結果はめぼしい成果も無く、開催に数百億円とも言われる予算を使い、大阪の交通を二日間も麻痺させた、ただの政治ショーでしかなかったと思います。

 安倍晋三氏は記者会見で得意に「世界第1位と第2位の経済大国が建設的な議論を通じ、安定した経済関係を構築していくことが極めて大事であり、その仲介役が果たせた」と自画自賛していますが、日本が仲介をしたのではなく、この「G20」という場を米中が利用したに過ぎません。

 一方、このサミットでは、他に成果らしいものはほとんど有りませんでした。

 大々的に中継をしていたNHKは安倍晋三氏を持ち上げていましたが、新聞各社は冷めた評価の記事扱いとなっています。

 「外交の阿倍」とはちゃんチャラおかしい姿がテレビで放映されていましたが皆さんは気づかれたでしょうか。

 「大阪トラック」の会議時も記念撮影の時も、各国首脳はそれぞれ他の国の元首と言葉を交わしていましたが、安倍晋三氏は一人ぼっちでほとんど誰も話しかけてくれません。

 あれだけ首脳会議を重ねていたプーチン氏も、さらに習近平氏や他の国の元首もです。 そのことに気がついたのか、安倍晋三氏は何の意味も無くただニコニコして周囲を見ているだけでした。何ともはやです。

 議長国の首相であり、外交の阿倍と自負しているにも関わらず、世界の評価はかなり低いのだということを国民の知るところとなった事だけは意義のあったサミットだと思います。


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