眉唾な新規感染者数
- 2021年05月31日
毎日、夕方になるとその日の感染者数が発表されます。
昨日は月曜日でしたので、土日で行われるPCR検査の数が限られ、感染者数は少なくなっています。
東京都や大阪府なども最近では感染者数が減少しており、第4波もそろそろ下火になってきたのかと安堵する気持ちにもなりますが、この感染者数の発表を本当に信じていいのかという疑問を「MAGNEWS」が指摘しています。
それは、検査数を明らかにしていないために感染者数という分数の分子だけの発表となっており、分母の検査数が分かりません。
例えば、ある日の新規感染者数が東京都と大阪府どちらも500人となれば、その数字だけが報じられます。しかし、この日のPCR検査数が東京都が5千人で大阪府が1万人だった場合、東京都の感染者数は大阪府の2倍ということになります。
したがって感染者数だけ見て、増えた、減ったというのは意味が無いと言うことになります。
東京都の場合「医療機関が行った検査数」と「健康安全研究センターが行った検査数」の合計を都がまとめたものですが、それは、全ての都民が知るところではありません。都や国の都合に併せて改竄されていても私たちは真実を知る術がありません。
MAGNEWS東京都に問い合わせをして得た検査数と公表された感染者数で陽性率を比較すると、
検査数 新規感染者数 陽性率
5月17日(月) 14,700人 419人 2.8%
18日(火) 10,489人 732人 6.9%
19日(水) 9,163人 766人 8.3%
20日(木) 8,402人 843人 10.0%
21日(金) 5,950人 649人 10.9%
22人(土) 5,150人 602人 11.7%
23日(日) 1,665人 535人 32.1%
24日(月) 9,815人 340人 3.4%
23日には3人に1人が新規感染ていますが、24日には100人に3人となっています。これで、新規感染の傾向が判るのでしょうか。
同じ月曜日の17日は419人で2.8%、24日は340人で3.4%、感染者数は減っても陽性率は上がっています。
MAGNWESが国立大学の数学者に分析してもらったら「報告された検査データーを全て合計し、そのまま発表していれば、検査数や感染者数が大幅に増減しても、陽性率は3%から6%など一定の範囲で推移するはず。」と分析、都合が悪ければ、数字など簡単に改竄したり、隠蔽したりする政府の体質を私たちははこれまで嫌というほど目の当たりにしました。そして、東京五輪開催では政府と利害関係が一致している小池都知事。
北海道の新規感染者数の発表も、検査数は公表されていません。
北海道は今後、検査数も明らかにして陽性率も発表すべきです。