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看護の日にあたって

  • 2022年05月12日

 5月12日は近代看護教育の母ナイチンゲールの誕生日ということから「看護の日」と定められています。

 この日を含めた1週間を看護週間として様々な行事は行われます。

 私たちは、病気やけがに遭遇しなければ看護師の皆さんと接することはありませんが、とりわけこの3年間、看護師の皆さんがどれだけ献身的にコロナウィルスに感染した患者のために尽くされたのかを知っています。

 家族を犠牲にして、寝る間も惜しみ、自宅に帰ることさえ出来ない劣悪な環境に身を置きながら、そして自らも感染することを覚悟しながら賢明に患者に寄り添ってくれました。

 その精神こそ「ナイチンゲール誓詞」に書かれていたことの実践であると、今日の看護の日に改めて心からの感謝と敬意を表したいと思います。

≪ナイチンゲール誓詞≫

 我はここに集いたる人々の前に厳(おごそか)に神に誓わん。

 我が生涯を清く過ごし、我が任務(つとめ)を忠実に尽くさんことを。

 我は総(すべ)て毒あるもの、害あるものを絶ち、悪しき薬を用いること無く又知りつ
 つこれをすすめざるべし。

 我は我が力の限り我が任務(つとめ)の標準(しるし)を高くせんことを努(つとむ)
 べし。

 我が任務(つとめ)にあたりて、取り扱えたる人々の私事(しじ)のすべて、我が知り
 得たる一家の内事(ないじ)のすべて、我は人に洩(も)らさざるべし。

 我は心より医師を助け、我が手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。


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