知事、国葬に出席
- 2022年09月12日
鈴木知事が国葬に出席することを明らかにしました。
9日の午前中に案内状が届いた直後、出席を決めたということを発表。
このことを見ても既に出席の判断は既成事実だったのかもしれません。
先のブログで、北海道議会議長が国葬の日の一般質問の議会日程を変更するように議会運営委員会に諮問し、強引に日程を変更したことを批判しましたが、その裏側に知事がいたのかもしれません。
知事は国葬に出席したいという強い希望があったが、あいにく当日は北海道議会の本会議、それも一般質問が予定されており、知事は議会に出席をしなければなりません。
したがって、議長に相談をし、27日の本会議日程を変更し休会とすることで国葬出席が可能となるように仕掛けたと言うことも考えられます。
道議会の招集権は知事にあります。第3回北海道議会の招集も当然知事が決定しました。
議会開催を決定した張本人でありながら、国葬出席を最優先にするために議長と結託をして本会議の審議日程を決定する議会運営委員会を利用したとすれば、とんでもない知事であるということになります。
さらに知事は、国葬について「国民が哀悼の意を寄せる機会が何らかの形で設けられる事は賛成」と国葬を肯定する意を表明しました。
しかし、国民が哀悼を寄せる機会は、7月12日の安倍家の家族葬において港区の増上寺に献花台と記帳台が設置されると共に、全国の自民党支部にも遺影と献花・記帳台が設置されたことで、果たされたのでは無いでしょうか。
併せて、国論を二分する国葬に出席するにあたって、「国の儀式として案内があったので、公務であり、公費の支出は当たり前。」と話したことも、国葬に反対する道民には心に刺さる言葉です。
我が会派は、知事に対して国葬への出席を再考するように申し入れをしましたが、知事は直接受け取ろうとせず、知事室長に対応をさせました。
知事は就任当時の清新さが徐々に薄れ、年数を重ねるにつれて政権党の悪しき伝統に染まっていくような言動が増えている気がします。
まだ、たったの3年間であるにもかかわらず、メッキが剥がれ始めています。