知事の味方がいない
- 2007年12月12日
第4回定例会が今日で終了します。
10日に開催された予算特別委員会の知事総括において、補正予算の可決に関わり、附帯意見を各会派でまとめましたが、その内容は知事の方針に否定的なものとなり、今までの自民党であれば容認できない言葉が並びました。その内容は、
◆「『このたび示された、新たな行財政改革の取り組みの見直しの方向性』 は、道内経済の縮小均衡が懸念される。・・・」
◆「『新しい支庁の姿の原案』は、関係法令との整合性にも問題があり、地 方分権の理念やその行財政効果などの点で、いまだ十分吟味された内容と はなっていない。・・・拙速な結論は避けるべきである。」
◆「道立病院の経営見直しに向け、指定管理者制度導入等を盛り込んだ『病 院事業改革プラン』素案が明らかにされたが、・・・地域医療に対する道民の不安を助長させることのないよう、道は慎重な対応をすべきである。」
◆道立試験研究機関の地方独立行政法人化が検討されているが、産業振興に 向けて、地域や企業からの試験研究機関への期待は大きく、行革の観点の みの検討であっては、将来に大きな禍根を残すことが懸念される。・・・
云々。
というもので、知事与党である自民党・公明党が、知事の行おうとする改革の内容が地方を疲弊させる懸念があること自ら認めたものとなったことは、今後の計画推進にも影響がでるものと思われます。
知事の、地方を犠牲にしても道財政改革を進めようとする強引なやり方に(小泉・阿倍と同じ手法?)、味方まで疑念を持つようになったのではないでしょうか。