知事の思いと現実の乖離
- 2020年06月09日
札幌に来て2日目ですが、すでに街の中の人波は以前の賑わいに戻りつつあります。
いつも議会での仕事が終わると、そのまま駅地下の大丸食品売り場かエスタの食品売り場で夕食の買い物をしますが、昨日の人出は先月とは比べものにならない数だと感じました。
駅地下の夕方は、通勤者の方々が買い物をする時間帯で、一人暮らしの方が多いのか自宅に帰っても余り手のかからない総菜などの商品に人気が集中し、時間も6時半頃からは割引が始まるので各店舗の前は人だかりができ、知事が求める「新北海道スタイル」のソーシャルディスタンスなどはここでは求めることが無理だと感じます。
私達の仲間も、仕事が終わるとポツポツ居酒屋に行き始めましたから、後はイベント等が始まれば、市民はすぐ以前の日常に戻るでしょう。
少し前は街中全員がマスク着用でしたが、今は何も付けていない方もチラホラ散見されますから、気温が上がるほど着用率は下がると思います。
道内における感染者数は日々一桁となって、コロナへの意識が薄くなってくることが心配になってきます。
知事は「新北海道スタイル」を道民運動に展開すると意気込んでいますが、その思いと現実が少しずつ乖離し出始めているような気がしています。
知事の思いが空理とならないように知事も街に出て肌で感じるべきでは。
その感じたことや街の声を行政に活かすのが政治家だと思います。