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知事の議会答弁

  • 2009年03月05日

昨日、道議会・民主党道民連合の代表質問が行われた。
知事の政治姿勢、道政運営、財政運営、支庁制度見直し、プルサーマル問題、当面する道政課題等、59本の質問を行い、知事の見解を問うた。
相変わらず、自らの言葉で語ろうとせず、部下が作った答弁を読み上げるだけで、質問に直接答えようとせず、抽象的な答弁ばかり、議論が咬み合うはずがない。
▲例えば、支庁制度見直しに関する質問『2月16日道内地方4団体との協議の場において「知事には提案権があるが、議決するかどうかは議会の判断、議会に働きかけを」など解決を議会側に投げるような発言をしているが、膠着した状況をどのように解決しようとして、議会にいったい何を求めようとしているのか。』に対し、
『道議会の議決は大変重い。今後も4団体の皆様のお考えをよく伺いし、お互いの理解を深める中で、改革に関する課題の解決に向けての方策について議会にも示し、十分なご議論をいただきたい。』と答弁。
▲再質問で『町村会は、「出張所への格下げには反対であるが、大きな支庁、小さな支庁ができることはやむを得ない」などの早期解決案を決定した。これが打開の大きな糸口であり、これ以上でもこれ以下でもない。あらためて町村会と会談するようだが、知事はどのような回答を持って臨むのか。』との質問に、
『改革に伴う地域の皆様のご懸念や不安などを踏まえた町村会の発言と受け止めており、今後とも地方4団体の皆様の意見をよくお伺いしながら、率直な話し合いを進め、お互いに理解が深まるようさらに努めたい。』と答弁。
お判りのとおり、具体的な問いに対して直接には答えず、抽象的な回答を繰り返し、まるで禅問答をしているような気分である。
最初に行った与党最大会派の質問への答弁の域を出ないのが役人と知事の常識らしい。
他の会派が違う角度の質問や具体的なの指摘をしても、最初の答弁の繰り返し。
片山義博・元鳥取県知事が公言している道議会への感想以上にジレンマを感じる。
議会改革で見直しをしたいが、与党会派が抵抗しているようだ。


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