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知事総括質疑

  • 2013年07月03日

定例会も佳境に入り、今日は予算特別委員会での質疑を受けた知事総括質疑を行いました。
私自身、この度の会派改選におきまして、後期2年間、政策審議会会長を仰せつかり、そのこともあって、知事総括も行うことになりました。
知事総括では、TPP、円安の影響、成長戦略の課題、骨太の方針、矢臼別米海兵隊実弾射撃事故、原発の再稼働、職員給与という重要課題について知事の見解を問いましたが、
残念ながら、TPPについても矢臼別実射訓練事故についても、原発の再稼働についても、肝心な知事の判断は聞くことが出来ませんでした。
質問に直接答えない「はぐらかし」のテクニックは安倍首相並であり、答えに窮すると「国の判断を求める」とか「国に要望する」と答え、知事としての主体性が欠けるものでした。
TPPについては、相変わらず「国民や道民理解が得られていない」のフレーズを繰り返し、自ら「反対」の立場を明確にすることもなく、第三者の位置に自身を置き、TPPがどちらに転んでも自分に直接影響がかからない、逃げの隙間を作っています。
矢臼別実射訓練にしても、根底にある「日米地位協定」に対する理解も乏しいと受け止めるような発言。
泊原発再稼働についても、自家用車を使用した避難計画も策定されておらず、当然のことながら計画に沿った避難訓練も行われないまま、仮に再稼働が行われたとしても、再稼働の判断は国のプロセスの問題として、これも道民の生命と安全を守る当事者としての言葉とは思えません。
何を追求しても「馬耳東風」「糠に釘」「暖簾に腕押し」手応えがありません。
総括質疑に入る前、知事に「話がかみ合うようにやり取りをしていただきたい。」とお願いしましたが、適うことが有りませんでした。


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