石川県の水害(ブログ3695)
- 2024年09月23日
石川県を襲った線状降水帯が、大きな被害を招いています。
まずは、この水害や土砂災害でお亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りすると共に、被災された方々、けがをされた方々に衷心よりお見舞いを申し上げます。
1月1日に起きた能登半島地震で大きな被害を受けた後の復興もままならない時に、それに追い打ちをかけるような今回の大雨災害は、生活を立て直そうと気丈に頑張ってきた石川県の県民の多くは「虚無感」に包まれている事だろうと思います。
映像を見ていると、地震で倒れたビルはそのまま、倒壊している家屋も、道路などのインフラも復旧していませんでした。
災害復旧に政府は、そして馳知事はどれだけの力を注いできたのでしょうか。「1日も早く」と言っていた岸田氏の言葉は、またしても空々しく響きます。
地震で被災した河川の堤防は、土嚢を積んだだけ、そして地面が低くなってしまい亀裂の入ったままの道路が被災を広げてしまった可能性も否定できません。
河川の土嚢が崩れて泥水が溢れ、低くなってしまった道路から住宅街に水が流れ込み、場所によっては、1階の半分の高さまで水が入ったところが有ります。
地震による被災から9ヶ月、復旧にどれだけの予算を投入したのでしょうか、また、避難住宅の場所も十分に考慮されたのでしょうか。異常気象は、複合被災もありうることを私たちに知らしめました。
とにかく、自然災害の復旧は、政府にとって最大・最善の取り組みが求められます。
今回の大雨災害の復旧も早急に取り組むとともに、地震の復旧についても複合的に行わなければなりません。