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社会とベストセラー(ブログ3555)

  • 2024年04月26日

 新書ベストセラーが発表され、その第1位となったのが、国際ジャーナリスト・堤未果著「国民の違和感は9割正しい」という本です。

 私はまだ読んでおりませんので、早めに購入したいと思いますが、新潮社ブックバンによると、「その著書の前書きで堤さんは、≪最近、と、感じることはありますか?≫と問いかけ、そして≪違和感は、私たちが太古から持つ動物的本能で察知する、危機を知らせるアラームです。≫と、その感覚は正しいと述べています。お祭りのように始まった新NISA制度や、通信インフラの民営化、食料・農業・農村基本法の改正などをあげ、≪脱税してる人が納税を呼びかけ、法律を守らない人が憲法改正を訴え、戦争に行かない人が戦争の準備せっせと進める今の日本を、おかしいなあと感じる人は決して少なくないのです。≫と訴え、お金・人事・歴史の3つの観点から私たちの感じている違和感の裏側にあるものを暴き出した1冊となっている。」と記載されています。

 また、第2位となったアンデシュ・ハンソン著「メンタル脳」では、「≪史上最悪のメンタル≫と言われる現代人。とりわけ若年層の心の問題は世界的に深刻だ。ユニセフが警告を発し、アメリカの政府は≪国家的危機≫とまで言及、日本でも高校生の30%、中学生の24%、少額4~6年生の15%が中等度異常の鬱症状を訴えているという調査もある。」ことを伝えています。

 “・・・違和感・・・”では、まさしくその無責任さに「おかしい」と頷いてしまいますし、“メンタル脳”では、今の社会が若い方の心の病を増幅させていることに無念さを感じます。

 そして、多くの読書家が感じているからこそ、これらの本がベストセラーになっていると言うことも忘れてはいけないことでは無いでしょうか。


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