社会の冬の時代
- 2014年12月31日
2014年という今後も忘れられない1年が終わろうとしています。
やりたい放題の安倍総理が今年最後の月、12月に行った衆議院選挙が今後に暗い影を引きづり込み、社会を冬の時代にした年として。
52.66%という最悪の投票率は、この国が何処に向かおうとしているのかよりも、頭の中は日々の仕事と生活の事が大半を占めており、目の前の御利益があればそれで良しという方々が増えすぎたことに依るのかも知れません。
悪いことに、格差はどんどん広がり、非正規の方々が2,000万人を超えるまでになった原因を作り続けてきた安倍総理には矛先が向かわず、有りもしないトリクルダウンをひたすら信じ、更にこれ以上生活が悪化しないようにと思う方々には投票という行為自体に興味が無かったのかも知れません。
テレビ報道での街の声が、アベノミクスの批判に偏っていたとしてマスコミを脅し、結果マスコミが萎縮してしまう構図は、一度、味をしめたことで今後も続くでしょう。
アベノミクスへの批判が多かったのは、報道が偏っていたのではなく、多くの国民がそのように感じていたからであることをこの政権は知ろうともしませんでした。
集団的自衛権の行使、特定秘密保護法の施行による情報の隠蔽、防衛装備移動という名の武器輸出と軍産一体化、原発の再稼働や輸出、社会保障制度の改悪、雇用の破綻、TPPによる国富の海外流出という社会が冬の時代を迎える時にこそ、報道を含むジャーナリズムの役目が問われるものと思います。
来年は統一地方選挙の年です。
参議院選挙でねじれを失い、2度の衆議院選挙で自民党政権の圧勝を招き込んだ結果が今の社会であるのなら、最後の砦である地方選挙で安倍政権に警鐘を鳴らさなければなりません。
安倍総理に何も言えず従属する国会議員、その国会議員を支えるのは地方議員なのですから、地方から今の政権にNO!を突きつける年になればと思います。
そして、有権者の皆さんには、必ず投票所へ足を運んでいただき、自らの意志を明らかにされ、社会の冬の時代が一刻も早く終わること繋がることを切に望みます。