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神恵内村もか

  • 2020年09月11日

 寿都町に次いで神恵内村が文献調査に手を挙げそうです。

 村議会議員でもある神恵内村商工会会長が、商工会の臨時総会を開催し、村が応募検討するように求める請願を提出したことから、週明けの15日から始まる定例村議会で議論することになりました。

 神恵内村はそのほとんどが山林で、政府が発表した科学的特性マップでも最終処分場建設には「好ましくない特性があると推定される地域」となっているように思っていましたが、おおざっぱな特性マップを拡大してみると、村役場も含めた中心部の外れのほんの一部が、「好ましくない」という地域から除外されているように見え、さらに、村の中心部の海側には漁港が整備されており、そこから海岸沿いに国道229号が泊村や後志地域を縦断しています。

 高レベル放射性廃棄物は海路で運ばれて来ますから、船の着く岸壁があり、道路が整備されていれば特性マップの「輸送面でも好ましい地域」に該当します。

 以前、ブログに冗談で「特性マップ上、好ましい地域とされる道内86自治体が、文献調査だけとしてみんな手を挙げれば、みんなに20億円入ることになる。」と記載しましたが、まさか、寿都町と同じ論法で毒饅頭に手を出す自治体が表れるとは想像もしていませんでした。

 しかし、神恵内村も手を挙げるとすれば、「みんなで渡れば怖くない」方式で、まだまだ手を挙げる自治体が現れる可能性が高くなってきました。

 このままで行けば、ふと、後志地域は青森県の下北半島のように原発を含む核施設銀座になってしまうのではないかと気になります。


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