私物化の極み
- 2019年05月01日
「令和」が始まりました。
天皇の退位と即位を徹底して私物化した安倍晋三氏。
朝日新聞が2017年10月に「4月1日に新天皇即位」と1面トップで報道すると、朝日嫌いの安倍晋三氏は、「朝日は恥をかくことになる」と年末でも年度末でもない、さして意味のない4月30日退位、5月1日即位にすることを自ら議長を務める「皇室会議」で決めたことを皮切りに、菅官房長官の新元号発表後にわざわざ記者会見まで開いて、新しい時代を自らの「1億総活躍社会」と結びつけるなど政治利用し、新天皇のお言葉も事前にチェック、前天皇の即位時のことばだった「憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い」から、新天皇のことばは「憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い」と、憲法に関する部分が微妙に変化してしまいました。
また、今年の5月に来日するトランプ氏を国賓として新天皇最初の賓客とするなど、元号、退位、即位全てを私物化し、自らの権威発揚に利用してしまいました。
これは、これまで行ってきた政治の私物化を凌ぎ、皇室と国家と国民を私物化してしまったことになります。
まさしく「森羅万象全てを担当している」と、自ら全知全能の神になったことを宣言したことを実践しているつもりなのでしょうか。
新しい令和の時代も、この男が国の要にいる限り国民の希望は遠い世界の事となってしまう気がします。