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秘書官の公務(ブログ3126)

  • 2023年02月02日

 28日のブログで、岸田首相が欧米訪問時に、政務秘書官の岸田翔太郎氏が大使館の公用車を使用して観光に勤しみ、有名デパートでお土産を購入し、大使館員に食事の手配までさせ、挙げ句の果てにカナダのトルドー首相との記念写真をおねだりした事を、不肖の息子と評しましたが、何と、その不肖の息子を庇うように、岸田氏は「お土産の購入は秘書官の公務である。」と国会で発言しました。

 お土産は日本の伝統なのか、今でも出張などの場合、職場にお土産を買っていくという風習が一部で残っています。

 海外旅行は最たるもので、うれしいあまり自分の周りに「海外旅行へ行く」と話すと、言った手前、お土産を買って帰らなければならなくなります。

 お土産に時間を取られれば、旅行の時間は削られます。その事を見越した業者は、海外旅行へ行く前にカタログでお土産を注文する商法を考え出しました。

 昔は「洋行」と言われていた海外旅行は、現代ではそんなに珍しいことではなく、お土産より自分の時間を大事にするようになりましたが、政権の閣内では未だに古い風習が行われていたようです。

 しかし、土産を貰った閣僚の方々は「何を貰ったかはプライベートなことなので話せない。」と、公私の「私」である事を協調しました。

 似たようなことが以前ありました。

 それは、安倍氏の妻である「昭恵夫人」には夫人付きの秘書が数人いましたが、安倍氏は、「首相の妻は私人である。」と閣議決定をしてしまったことです。

 岸田氏もその事に倣って、「政務秘書官がお土産を購入するのは公務である。」と閣議決定をしたらいかがでしょう。

 岸田氏がお土産で閣僚の歓心を買うという情けない行為をしましたが、お土産を貰った閣僚達は、この閣議決定に反対は出来ないでしょう。


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