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稀代の人種差別主義者

  • 2019年07月17日

 とてもではないが考えられない発言。

 しかし、それがトランプということになると「さもありなん」という思いです。

 けっして慣れてはいけないのでしょうが、これだけ毎日「嘘」をつきまくり、放言のし放題、フェイクの塊のようなトランプが言ったということだと思うと、単純に「馬鹿につける薬は無い」と諦めてしまいます。

 大統領といえば、「良識を兼ね備え、様々な意見、時には耳障りな意見にも耳を傾け、批判の声を謙虚に受け止め、公平公正な立場で言葉を発する、懐の広い人格者である」ということは、この大統領が出現してからは幻のようになってしまいました。

 自らを批判する米国民であり下院議員に対して罵詈雑言を浴びせ、私が気に喰わなければこの国からとっとと出ていけと言い放ち、非白人であることを非難する、さらに出身国のことを蔑み、排外主義を自認し、多くの白人が私の言葉を応援していると開き直る。

 筋金入り、稀代の人種差別主義者、これがトランプの正体であることが露骨に伝わりました。

 この方が大統領でいる限り、米国民である白人以外は人として扱われないということであり、世界中の様々な人種は下等な人種であり白人の下にひれ伏すのが当たり前、という感覚で外交を行うことになると、米国の白人以外の人々は肝に銘じなければならないようです。

 一方、太平洋を挟んで東にある国、そうです日本です。

 この国は人種差別をしていないのでしょうか。

 韓国や北朝鮮などの出身者を蔑み、聞くに堪えない罵詈雑言を浴びせるヘイトスピーチがこの国でも頻発し、ついにヘイトスピーチ対策法まで制定しなければならなくなったのは、まぎれもなく日本なのです。

 そして、ヘイトスピーチを繰り返すほど自らの人格を貶めていることに気が付かない方々は、いづれ誰にも相手にされなくなってしまうことでしょう。


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