稲田防衛相の呆れた感覚
- 2017年01月03日
年末に靖国神社を参拝した稲田防衛相に身内からも批判の声が出ています。
予算委員会で辻元議員に矛盾を詰め寄られ、半べそをかいてしまったのがよほど悔しかったのか、12月29日「年内に参拝したかった」として靖国神社に参拝、自費で玉串料を払い「「忘恩の徒にはなりたくない」と発言、中国・韓国の批判に対しても「いかなる歴史観に立とうとも、敵味方であろうとも、祖国のために命を捧げた方々に感謝と敬意、追悼の意を表することは理解いただけると考える」と自身の行動を正当化しました。
しかし、稲田氏は日本の国の防衛大臣という立場を担っています。
個人の思想信条は憲法で保障されていますから、どのような思想を持っていようが自由ですが、仮にも公的な立場として国防の最高指揮官である防衛大臣であることを微塵も考えていないと言うことに、この方の資質をみてしまった気がします。
この行動が、安倍晋三と真珠湾を慰霊した際に「不戦の誓い」をした翌日であったことを、オバマ大統領は苦々しく思っていることでしょうし、中国・韓国も不快感を露骨に表しました。
政権経験者からも「自らの行動が外交全体にどう波及するか考えなければならない」と批判、これまで、全ての閣僚の不祥事を「問題ない」と庇ってきた安倍晋三でさえも記者のインタビューに「ノーコメント」と話しました。
さすがの安倍晋三も庇いようがないというところでしょうか。
この稲田朋美が安倍晋三後継だと与党内ではもっぱらの噂ですが、国政、そして世界を全体的に考慮しなければならない国のトップにこの人がふさわしいのか、皆さんはどのように思いますか?