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積極的平和主義

  • 2014年08月19日

 「積極的平和主義」とは何なのか。

 アベシンは憲法の解釈変更を行い、集団的自衛権の行使容認を閣議決定するにあたり、常に言っていたことは「積極的平和主義」という言葉ですが、この言葉が一人歩きし、「平和を維持するために積極的な行動にでることは良いことではないか」という誤解を招くような響きをもってしまいました。

 しかし、これは本来の「平和主義」とは全く逆の概念であることを、多くの皆さんは気づかなければなりません。

 このように逆の言葉を、さも本来の目的のように言いくるめるのがアベシンの得意の大衆幻惑術のようです。

 これまで、各国から高い評価を得ている憲法9条を遵守するため、米国等が主導する海外の紛争に直接関わることなく、PKOも参加5原則を基に停戦後の道路や橋梁の補修、学校や病院の建設、インフラの整備などを行い、当事国からも感謝されていたはずです。

 これらのことが「消極的平和主義」なのでしょうか。

 アベシンの「積極的平和主義」は、日本版国家安全保障会議:NSCの設置、特定秘密保護法の制定、集団的自衛権の行使、集団安全保障措置への参加、血の同盟の強化、日米防衛協力の指針:ガイドラインの見直しなどです。

 平和主義とは、他国との戦争に「積極的」などではなく、極めて「消極的」なことではないでしょうか。

 私は自国の防衛のみに武力行使を認める「絶対的平和主義」を求めたいと思います。


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