窮状を訴える小売店
- 2021年01月16日
年が明けて初めて朝市、自由市場、中島廉売の状況を目にしました。
いつも朝市は6時半頃に伺うのですが、今日は人が出てくるであろう9時頃に行ってみましたが、一番賑やかな「仲通り」にもお客さんがおらず、食堂街の「どんぶり横町」の店々は閑古鳥、海産物が並ぶ「駅二」名物の「イカ釣り」にも人の姿は無く、「渡島蔬菜」では休業している店が目立っています。
それぞれのお店で状況をお聞きしましたが、どなたも「希望の持てない中でいつまで店を続けていけるのか。」という不安と闘っています。
朝市協同組合連合会の藤田理事長、竹田副理事長、松田事務局長ともお話をさせていただきましたが、「昨年は年が明ければ何とかなるのではないかと思っていたが、だんだん悪くなる。GOTOで一息ついたがその後は惨憺たるもの。経営者も苦しいが、従業員達も不安な状態が続いている。与党も野党もなく、今はコロナで苦労している様々な商売をどう救うかで手を携えて欲しい。」とのこと。
また、竹田副理事長も「昨年のような、家賃補助や事業継続、雇用調整等の他に無利子・無担保の融資の拡大をして貰わなければ、息が絶えてしまう。」と窮状を伝えてくれました。
自由市場も正月から休業している店舗が目立ち、土曜日だというのにお客さんも閑散としています。
魚屋さんの店主と話をしましたが、「店舗に客は来ないし、市内の飲食店に魚を卸しているが飲食店からの注文も激減している。緊急事態宣言で飲食店ばかり手立てをしているが、その周辺の業者も同じ事。配慮した支援策を講じて欲しい。」と話していました。
また、中島廉売も同様に休業している店舗が多く、私が訪ねたのは午後3時ですが、この時間にも関わらず店を仕舞う準備をしている店主も・・・。
スーパーなどは賑わっているようですが、外出を自粛している方々が多く、まちばの小売店舗は、風前の灯火となっていると感じました。
18日から国会が始まり補正予算が審議されますが、一日でも早く様々な支援策を講じ、先が見えない中でも安心して商売が維持できるように最善を尽くして欲しいと思います。
私も、道が独自に出来る支援策等の実現に努力して参りたいと思います。