笑顔と「空」
- 2017年07月29日
稲田防衛相が自らの辞任を安倍晋三に申し入れ、官邸から出てくる姿がテレビに映し出されました。
神妙な顔つきで「ぶら下がり」の記者の質問にも無言を通して防衛省へと向かいました。 その後、防衛省から出てきた稲田防衛相の顔つきは一転して笑顔となり、同じくぶら下がりの記者から感想を求められると「空です。空」と答えました。
その笑顔にはどのような意味が込められていたのでしょう。
やっと、うるさい野党の追及から解放され、どのような服を着ようが、エステをしようが自由の身になれたという思いが、思わず含み笑いとして現れたのか。
いや、野党からどのような追及があろうが、最後まで総理のために嘘を突き通し、総理を守ったという満足感から出たものなのか。
「空」とは何か、在任中は空しさだけの毎日だったという「空虚」の「空」なのか、それとも、最初から何にも考えずに過ごした、空っぽの「空」なのか、または今は何も考えられないという「空」なのか、やはり後は野となれ山となれで私は無関係という「空」なのか。
私は、お洒落が出来ると言う笑顔と、私は無関係の「空」だと思います。