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第三者性

  • 2019年02月04日

 先週1週間は、スケジュールが「てんこ盛り」の状況で、帰宅も遅く疲れも重なり、ブログへの記載が滞っていまいました。申し訳ありませんでした。

 さて、今日から予算委員会が始まり、厚労省の「毎月勤労調査」に関わる不適切調査問題の真相究明が審議され始めました。

 まずは自民党からの質問、二番手に立ったのは小泉進次郎氏です。

 彼は、「統計調査への危機管理はアウトで、ガバナンスの欠如だ」、「組織的隠蔽体質であり、問題だ」と鋭く切り込んだまでは良かったのですが、真相究明については触れず、さらには、特別監査委員会の聴取について「第三者性を強調しすぎたのではないか」と発言しました。

 聞いている方は「えっ!?」。

 公平性を重視した聴取を行うのが特別監査委員の責務では?

 そこに第三者で構成した特別監査の意義があるというのは当然のことではないでしょうか。

 一方、第三者で構成されるべき特別監査委員に厚労省の外郭団体である独立行政法人「労働政策・研究機構」の理事長が含まれていたことや、聴取の場に厚労省の実質NO2である審議官とNO3である官房長が同席していたなどが明らかになりました。

 何でこれが小泉進次郎氏が言う「第三者性が強調された調査」なのでしょうか。

 真相究明には与党も野党も無いという与党側の言葉が薄っぺらに感じます。


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