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第3極

  • 2010年04月18日

二大政党の支持率が低迷している中、「みんなの党」の支持率が上がり、自民党支持でも民主党支持でもない有権者の受け皿になっていると言われています。
さて、渡辺喜美議員が自民党を離党して新党「みんなの党」を立ち上げた時、その目的は脱官僚と小泉改革路線の継承だったことを忘れてはいけません。
脱官僚は、私たちの進む方向と大枠で一致しますが、小泉改革については自民党内部はもちろん、経済界をはじめ多くの専門家達も疑問を呈している他、経済が疲弊した原因の新自由主義の導入による規制緩和、市場主義、医療が崩壊した診療報酬の引き下げや臨床研修制度の見直し、地方自治体を苦しめた三位一体の改革、貧困や格差を生んだ自己責任論等、大多数の国民は小泉劇場に騙されたことに気づき、そしてNOを突きつけ、昨年の政権交代の引き金となったのでなないでしょうか。
小泉改革の負の遺産を国民の皆さんは、もはやお忘れになってしまったのか。いや、今もその後遺症で苦しんでおられるはずです。
「みんなの党」がやろうとしていることは、その純化です。
そして、「公明党」や「みんなの党」、「立ち上がれ日本」は、第三極となって国民に選択肢を与え、政権のキャスティングボードを握ると言っています。
キャスティングボードを握るということは、物理的に二大政党である自民党か民主党と連携しなければならないということです。
「公明党」はよく風見鶏と言われますから、自民党でも民主党でも構わないのかもしれません。
「みんなの党」は自民党から離脱し、民主党を批判しています。参議院選挙後、どちらと連携するのでしょうか?衆議院の勢力を考えると民主党との連携ですか?渡辺党首。
「立ち上げれ日本」は自民党に後ろ足で砂をかけていながら、自民党を外から支える?と意味の判らないことを言っていますが、どこと連携するのでしょう。
今の衆議院の勢力では民主党が3分の2を制しています。
第三極とは二大政党が共に衆議院において単独過半数に至らない場面になって初めてその存在と成果が試されるものと思います。
いつものように言葉遊びをして、我田引水のようなことをしても国民は第三極から距離を置くのではないでしょうか。


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