答えになっていない(ブログ3144)
- 2023年02月20日
道議会初日に提案された補正予算の冒頭先議については、16日のブログでもその問題点を指摘しましたが、この問題意識は当然他の会派も同様だったようです。
17日には、知事の補正予算提案主旨説明の後、各会派がこの補正予算に対して質問に立ち、<補正予算を冒頭に先議する理由は何か(急施を要する事業か?)。提案された9事業のうち8事業の執行が年度内ではなく、新年度となる債務負担行為や繰越明許費となる理由は何か。子育て支援でお米券と牛乳券8,000円分を支給する財源が、昨年の第3回定例会で提案された電気代高騰に対する支援策だった「節電プログラム」の申請が1割にも満たなかった執行残を充てたことに対する反省は。高齢者も含んだ電気代高騰への支援が、一部の子育て支援に切り替えたのは公平さを欠く。> 等などの指摘が満載でしたが、これに対して鈴木知事は明確に答えることが出来ず、ただ、「早急に対策を打つべき事業である。」とか、お米券や牛乳券は道内産業の支援にもつながる。」など答えになっていない答えを、(ちなみに、お米券はスーパーによって金券と同様の扱いをしてくれますし、牛乳券も牛乳アレルギーのある子供や家族がいる家庭では意味をなさず、必ずしも消費にはつながりません。)壊れたテープレコーダー(例えが古いか?)のように繰り返すだけで、最後には答えに窮してしまい、「答弁準備のために時間をいただきたい。」と議長に要請する始末です。
その後の答弁も、部長や副知事が議場で協議してペンを走らせて作った原稿を知事が読み上げるだけという、何とも情けない醜態を晒しました。これが支持率70%の知事の姿です。
何の理念も無く、ただただ選挙前のバラマキをしたかっただけなのか、この方にまた4年間道政を任せるのでしょうか。道民の意識が問われることになります。