節電ポイント付与
- 2022年06月25日
昨日と打って変わって上々の天気となり、ついに夏到来と思わせる気温となりました。
そこで冷房などの使用が多くなるであろうこの夏の節電に対し、岸田氏が打ち出したのが節電した事業所や家庭にポイントを付与するというものです。
北電は、夏のピーク時でも、電力の供給目安となっている予備率3%を優に上回る30%を確保していますが、本州以南の各電気事業者は、予備率が確保出来なくなった場合は計画停電も止むなしと話しています。
数年前から同じく計画停電の話はされていましたが、電気事業者間相互の融通が行われたことから計画停電が実施されたことは有りませんでした。しかし、今年の夏は異常な高温が続くことが想定されていること、そして7月から電気代が値上がりすることもあって、節電へのポイント還元が考えられたものと思います。
しかし、これまでも各事業所は節電に努力していたはずですし、各家庭でも無駄な電気使用を避け、プラグを外すことまでしながら節電をしていました。
これ以上の節電は「乾いたタオルを絞る」ようなもので、そこで、幾ばくかの節電が出来たとしても、還元されるポイントはほんの数十円程度です。
何と空しいポイント還元策なのでしょうか。
これが、政府の行う物価対策の目玉だとすれば、あまりにも無策すぎますし、国民をバカにし過ぎていると思います。