緑のニューディール政策で水産業を考える
- 2009年04月13日
ブログ75で北海道版グリーンニューディール政策の研究に入ったことを掲載したが、その後、具体的な担当が決まり、私が:水産関連の担当となった。
先般、水産業における雇用創出に関わり、函館市漁業協同組合お専務理事を訪ねて漁協の現状や課題、新規就労の展望などについて意見を聞いてきた。
漁業もその海(地域)で抱える課題が違うようで、後継者問題を抱えるものの、強い排他性から、新規就労が進まない函館漁協の悩みが話された。
また、イカ釣りは根付け(ウニ・アワビ・昆布等)漁業と違い、6月から12月までとであることから、通年の仕事になっていないことや、従って妻達が水産加工で働くことによって家計を維持していること。収入も年収300万円から400万円程度で安定していないことなどであった。
イカ付けは比較的に若い人で半年の仕事、根付けは通年だが高齢者で後継者が課題であれば、農業における法人化とは少々違いはあるものの、同じ仕組みができないものか検討の余地は大いにあると感じた。
明日からは、戸井、恵山、南茅部などの漁協へのヒアリングを行い、鹿部の漁業研修センターからも情報を得てきたい。
水産業の後継者や人手不足が、何とか未就労者雇用とのマッチングに結びつくと良いのだが。