縄文文化、推薦候補に
- 2018年07月19日
今日13時前に、縄文遺跡群が世界遺産登録推薦候補となったことが報じられました。
これまで、函館市や道が中心となり、道南各地に点在している縄文文化遺産、さらに、東北三県の縄文文化遺産を合わせ、ユネスコの世界文化遺産に登録してもらうための運動を進めて参りましたが、やっと、今日開催された文化審議会で世界文化遺産登録に推薦する候補として選定されました。
函館市南茅部地区から縄文式竪穴住居が発見され、さらに中空土偶が北海道唯一の国宝となったことにより世界文化遺産登録が現実味を帯び、道は同じく縄文遺跡が発見された青森県、岩手県、秋田県と連携し、圏域として正式に国に申請することとしました。
一方、北海道以外の三県の議会では既に行政と連携し超党派による「世界遺産登録推進議連」が活動始めていましたが、残念ながら道議会にはまだ推進議連が発足していませんでした。
そこで、道議会にも超党派による推進議連を発足させようと、函館選出の道議会議員に考え方を伝え、まずはオール北海道で世界遺産登録の活動をしている「北の縄文道民会議」の会員に道議会議員全員の加盟を働きかけた結果、全員の加盟が実現、それを契機に昨年8月には「縄文文化遺産登録推進北海道議会議員連盟」が結成されました。
議連発足により、議会としても超党派の道内選出国会議員などと共に中央での総決起集会や文科省、文化庁への要請活動を活発化、地元南茅部の「北の縄文クラブ」や、遺跡発掘時から関わってこられた道の世界遺産推進室特別研究員の阿部千春氏などと共に活動を強化してまいりました。
今後もライバルである奄美を中心とした自然遺産との競合やイコモス審査等のハードルが有りますが、さらに活動を活発化し、実現のために全力を尽くしてまいります。