罪を認め辞職を(ブログ3642)
- 2024年07月27日
兵庫県斉藤知事に対する告発文章の中にあった、「阪神・オリックス優勝パレード」に関わる経費の捻出に奔走していた元県民生活部総務課長が、うつ病に罹り病気療養中の後に自ら命を絶った事が明らかになりました。
パレードの経費はクラウドファンディングで募集しましたが、思うように集まらず、それでも知事から大阪府に負けるなとハッパをかけられ続け、ついに上司の命令で不正に手を染めてしまいました。県内の信金へ県の補助金を増額する見返りとしてキックバックをさせることで経費を捻出。
このことを行ったことによって精神が苛まれ「うつ病」になり自宅療養、その療養中の4月1日に人事異動を命じられ県の外郭団体に出向させられました。つまり体の良い降格人事、閑職に追いやられてしまった後の4月20日自宅で自らの命を絶ってしまいました。
しかし、県の職員の訃報を知らせるデーターベースにその事実を掲載すること無く、その死は職員間で共有されていなかった事も明らかになりました。これは異例のことです。
つまり、県がこの元課長の死を隠蔽していたことにこそ本質が隠されています。
公表されたのは7月23日、彼の訃報を知った県職員の有志が残された子ども達のためにと、「遺児育英資金」を集めようとしたら、県の幹部がこれを阻止したということも。
これらの事から、知事が政治的に県政に不正を持ち込み、そして知事を諫めること無く隠蔽を具体的に指示をしたのは辞職した副知事に違いないでしょう。
そして県幹部が上に忖度し、組織として全て闇に葬ることにしたという構図は、誰でも思い浮かびます。
あの優勝パレードの裏側でこんなことが行われていたことを知った「オリックス・バッファローズ」の関係者、ファンの気持ちはいかばかりでしょうか
斉藤知事は、もはや県のリーダーの資格は無く、犯罪者として全国や県民から見られているのです。
普通の神経ならば、1日も早く辞職して自ら行った行為に対して明らかにすべきです。
この斉藤知事を推薦したのは自民党と維新の会ですが、自民党は辞職を求めているにもかかわらず維新の会は、我関せずという無責任ぶりです。
自らの独善で二人の命を失うことになった事に無頓着ならば、人としても問われなければなりません。斉藤知事の行為は小学生の息子さんの目にどう映っているのでしょうか。