羽の軽さの首相(ブログ3074)
- 2022年12月12日
さて、少しはリベラル的な政権となるかと期待していた岸田政権ですが、時間が経つにつれ、メッキが剥がれるどころか錆まで目立つようになってきました。
防衛費のGDP2%の財源のうち、1兆円を増税で賄うと発言した事から自民党内でも猛反発、党の政調全体会議でも8割が反対意見となったようです。
党内基盤が無い上に相談相手もいない、官房長官も総理のために汗をかかない。無い無いづくしの岸田氏は、止むなく官僚を当てにする。
官僚は、自分達の省庁に都合が良いことを首相に具申する、岸田氏はその事を鵜呑みにして与党への根回しもせず突然口にする。
そして、味方であるはずの与党から非難を浴びるのです。
遅すぎる3閣僚の辞任(更迭)、被害者救済法も公明党への気遣いと年内成立を焦るあまり中身の伴わないものとなり、防衛3文書で防衛費を2倍に膨らませ、その財源を増税で賄う発言、敵基地反撃能力の中身の説明も無くトマホーク500発を米国から購入、一方、年金は減額、75歳以上の高齢者健康保険の医療費増、65歳以上の介護保険の自己負担増、自動車走行税の検討、原発の運転期間延長と建て替え方針の他、物価高騰の対策も効果が見えません。何一つ国民のための政治は行われず、総理の椅子を守る事だけに汲々としています。
国民の支持率は右肩下がりが続き、自民党内の評価も低く、公明党は岸田氏を手のひらに乗せ、味方は維新ぐらいでしょうか。
やることなすこと裏目となり、会見でも自信なさげの発言。どれをとっても、こんな首相はこれまでに見たことがありません。
自らの延命のためにだけその存在があるのであれば、それに徹して、何もしない方が良いのかも・・・。それが国民のためなのかもしれません
何と軽い首相なのでしょうか。国会に漂う羽のようです。