聞く耳持たず
- 2021年08月09日
緊急事態だろうが蔓延防止等重点地域だろうが、関係ない人には全く意味を持たない事なのでしょうか。
緊急事態の東京都では、国立競技場の五輪マークやお台場の聖火台の前で記念撮影を行うために列が長蛇に列なり、開・閉開式には国立競技場の雰囲気や花火を見たいと人が集まるなどの光景がテレビに映し出され、自転車やトライアスロンのロードレースでも観客が密になり、そして極めつけは札幌で行われた男女競歩・マラソンの沿道です。
自宅での観戦や観戦自粛などと笛を吹いてもほとんど効果が無く、早朝にも関わらずコース横の沿道は人・人・人となっていました。
新聞記事によると、わざわざ緊急事態宣言中の東京から蔓延防止等重点地域の札幌に来てマラソンを観戦、「無理して札幌まで来て五輪を感じて良かった」と言う人、同じく蔓延防止等重点地域の福岡から来て「生でレースを見て感動した。五輪は皆で選手を応援できる機会。」と興奮して話す人、不急不要の外出を知事がお願いしているのに「地元で開催されるのだから、一目見たかった。屋外だし感染は大丈夫。」など、自分の行為が他に迷惑をかける事など考えもせず、欲望を抑えられず、本能の赴くままに行動する方は、誰が何を言っても聞く耳を持たないということのようです。
無論、幾度となく蔓延防止等重点措置や緊急事態宣言を発出しても、効果の有る対策も打てず、とにかく国民に我慢を求めるだけのリーダーの声は聞き飽きたかも知れません。
今後のコロナ対策は、そんな国民を相手にしなければならない事を菅氏自ら戒めて事に当たらなければなりません。
こう書いてきましたが、やっぱり菅氏に期待を持つのは無駄かも知れません。
これからも一人ひとりがマスク・手洗い・うがい、そして換気に気を配り、蜜を避ける事を地道に続ける以外には無いのでしょうか。