自分本位の知事(ブログ3617)
- 2024年06月27日
道議会の一般質問が昨日終了しました。今日1日休会をして28日から予算特別委員会が始まります。先日のブログで、道議会を傍聴に来た私の知り合いが、「知事は何を質問されても、市町村と連携しますとか国に要請しますとしか答弁しない。つまらなくなって一緒に傍聴していた仲間はいなくなってしまった。」と私のメールに感想を述べていました。」と書かせていただきましたが、昨日の最終質問者が、知事の同じような答弁に対し、「国に要請しますなど、私は、この問題に対し知事はどのように認識しているのか、道としてどのように対処するのかを問うているのに、まともに答えようとしない。私は、昨年当選してこの1年間、本会議で知事の答弁を聞いてきたが、他の質問者に対しても全く同様だ。これでは、議論にならない。」と怒りをぶっつけていました。
権力者になれば、質問を交わし続けるテクニックが身につくのか、それとも本心を吐露する事に臆病になるのか。岸田氏しかり小池氏しかりです。
それが、リーダーの処世術だと思っているのであれば、その方にはリーダーの資質が無いとはっきり言わせて貰います。
政治家は、自分の言葉で自分の意見を述べ、理解を得る努力をすることだと思います。
さて、もう一つ。
今、定例会で、パートナーシップ制度の導入を知事に求める質問がありました。「道内の自治体でパートナーシップ制度を導入している人口カバー率は70%を超えている。小さな自治体は導入の声を上げる方も少ないが、そこにも制度の導入を望んでいるマイノリティーの方がおられることを考えれば、道として制度の導入を図るべきだ。」私たちの会派の議員が質問しましたが、知事は今まで同様に「私としてはこれからも制度に対する理解の醸成に努力していく。」と答えました。
その一方、宿泊税の導入に対して、道議会の各会派は「新税の内容が不十分、その前に制度の全体像が明らかになっておらず、時間をかけて慎重に議論すべきで拙速に結論を出す状況に無い。」との意見を知事に投げかけていますが、知事は、「宿泊施設や宿泊者(限定された対象)へのアンケートでは、約57%の理解を得ている。もう一歩前に進めさせていただきたい。」と答えています。
パートナーシップ制度については70%の人口カバー率でも、まだ理解の醸成が必要と話し、宿泊税では57%が理解しているから十分と話す知事。
全くのダブルスタンダードを自ら行っていることに気がついているのかいないのか。
ダブルスタンダード、言葉を換えれば「二枚舌」。全て自分の都合で対処する知事をあなたはどのように評価しますか。