自家発電へのシフト
- 2018年09月18日
胆振東部地震時の停電を経験した我が家では、少し真剣に自家発電について検討しています。
我が家はリフォーム後9年になりますが、9年前は北海道も泊原発が稼働しており、無論、核を燃料とする原発には反対の立場ではありましたが、原発の事故などというものが起きようとは想像だにしていなく、老後のことを考えて家は「火」の無いオール電化にしました。無論、夜間電力が安いと言うこともあり、暖房を含むボイラーは夜間電力を使うことで電気代も抑えられました。
しかし、11年3月11日の東日本大震災に伴うフクシマ原発事故で、原発事故が現実のものとなり、改めて今後は原発に頼らない再生可能エネルギーにシフトすることの大切さを学びました。
フクシマ原発事故後は節電、電気料金の値上げ、新エネルギー普及に関わる負担など、とりわけオール電化の家庭はそれ以外の家庭より断然高い電気料金を支払うことになってしまったのです。
その話は一旦脇に置いて、さて、最初にも書きましたが停電を経験した多くの方は、自家発電について考えるところがあったと思います。
そして、国や自治体は、太陽光発電や小型風力発電などを取り入れたスマートグリッドやコミュニティーグリッドの普及に力を入れるべく検討するべきではないでしょうか。
ネットで調べたら、太陽光パネルは1kwあたり24万円~32万円位で、一般家庭では家族数による消費電力量の違いも有るでしょうが3kwから5・6kw位となるようで、1kw30万円とすれば5kwで150万円、それに架台、これは屋根の形状や様々な取り付け方があるので一概には算出出来ませんが30万円~40万円くらい、それに必要不可欠なのは蓄電池、これも機能性からピンキリで50万円とすると、工事費も含めて約250万円位の予算が必要となります。
それに関わる函館市の補助金は1kwあたり3万円で上限が9万円というものです。
一方、余剰電力を売電することにより、いくらか収入もありますが、国は太陽光発電の買い取り価格を12年度価格の1kwh/26円を半分の11円にし、さらにその後も値下げをする方針とのこと。
これでは、個人で発電し、大型発電になるべく頼らない生活をしようとしても二の足を踏んでしまいます。
八雲町では岩村町長が、電気の地産地消を検討しています。
多くの街が、災害で停電に巻き込まれないように自衛することを考える時ではないでしょうか。そして一般家庭でも自前の電気が使えるように行政は様々な制度で支援をして欲しいものだと思います。