自民党偏重の知事
- 2015年08月02日
「TPP閣僚会合が合意に至らなかったことに対する知事コメント」と言う文章がファックスで届きました。
この中で、高橋知事は「・・・国会決議を踏まえつつ厳しい交渉に当たられた甘利担当大臣はじめ政府関係者の皆様、我々の声を政府関係者に届けていただいた森山TPP対策委員長をはじめとする自民党国会議員の方々などに対し、心から敬意を評します。
道としては今後の交渉の推移を注視するとともに、引き続き、オール北海道で必要な対応を行ってまいります。」と述べています。
高橋知事は、相変わらず自民党しか視野に無いようです。
民主党国会議員、とりわけ北海道出身の国会議員もハワイ州において、知事がアポイントを取れない各国関係者などの他、NGOなどにもロビー活動を行い、各国交渉関係者に対し圧力をかけていただく活動をしてまいりました。
そのことには一言も触れておらず、これでは道民党の知事としての配慮がまったく欠けていると言わざるを得ず、言葉では「オール北海道」と言っていますが、その内実は自民党依存から脱却ができていません。
安倍晋三が米国から脱却出来ない構図とまったく同じです。
自民党政府がTPPの国会決議を無視して農業5品目も妥協を重ね、自らのカードも失ってしまった現実を解っているのでしょうか。
「TPP絶対反対・自民党はブレない。」との看板をもはや忘れたとは言わせません。
知事の「引き続きオール北海道として」とは、「引き続き自民党政権と一緒に」と同意語で有ることが明らかになりました。
TPP妥結によって影響を受け反対活動をされてきた各産業の皆さんは、この方と同様に今後も自民党に騙される従順なペットをつづけるのでしょうか。