自治体の週休3日制(ブログ3566)
- 2024年05月07日
今日の道新に、自治体における「選択制週休3日制」の導入拡大が報道されました。
既に宇都宮市や宮崎市が試行として実施しているほか、愛知県日進市では7月から介護中や育児中の職員を対象に導入、25年からは全職員に対象を拡大しますし、千葉県でも6月から本格導入予定とのこと。
今は、週休2日制、つまり1週間に5日間仕事をする事が原則となっていますが、このうちの1日の勤務時間を他の4日間に分散して1週間38時間45分の勤務時間は維持、給与も変更無しということことで進めています。
現行、1日は7時間45分の勤務時間で、分に直すと465分となり、これを4分割すると116分余り1分ということになりますから、約1時間56分となります。
つまり、1日に約1時間56分(約2時間)多く働く。朝1時間早く出勤し、終業も1時間遅くすることによって、週休3日制が可能になります。
平日の何曜日に新たな休日を入れるかは、職場のバランスとなるかも知れませんが、金曜日か月曜日に取得すれば、毎週3連休ですし、週の中間の水曜日に取得すれば気分もリフレッシュでしょう。
育児や介護だけでは無く、家族と過ごす時間や自身の自由時間も増えることになりますし、朝・夕の時間帯がずれることによる出・退勤の混雑も緩和される事になります。
メリットだけでは無くデメリットも考えられますが、既に試行した都市や県では、デメリットよりメリットが勝ると判断されたからこその導入だと思います。
ただ、新聞でも掲載されていたように、地域事情に関わる課題の整理や住民の理解が必要なことから、自治体内でも十分な検討が必要だと思いますが、積極的に協議を進めるべき内容だとも思います。