自浄能力
- 2010年03月23日
小林ちよみ衆議の選挙に関わる「政治と金」の問題で逮捕者が出、その中から二人が起訴されました。
その起訴を受けた後の記者会見で、小林議員は「離党もせず、辞職もしない。今まで以上に地域のために仕事をしていきたい」と答えられていました。
しかし、地元でも多く批判が有る中で、地域のために仕事をしたいといっても、理解を得るのは並大抵の事ではないものと思います。
確かに、小林議員個人は相談も受けなかったのかもしれません。
選挙が始まれば、候補は選挙活動に邁進し、周りはその活動の環境を整えることに奔走します。
俗に候補は御輿に乗り、周りはそれを担ぐと言われるように、ご本人が子細なことを知るということはほとんど無く、また、周りは余計な心配をさせないように気を遣うものですが、今回の事件はそれで良しとはならないという教訓を与えてくれました。
民主党の支持率も内閣の支持率同様に下降線を辿っています。
小沢幹事長は辞任すべきであるという国民は、75%にならんとしています。
国民の大多数は、検察が起訴を見送ったからといって疑惑はなくなったとは思っていません。
鳩山首相の金の問題も庶民感覚からはほど遠く、これも国民は納得していません。
これらを含めて、民主党はどのように自浄能力を発揮するつもりなのでしょうか。
国民は、自民党に自浄能力を期待してはいないと思いますが、民主党には大いに期待しています。
様々な前向きな政策が、内閣に所属する多くの政治家の方々の努力で進められていますが、党の自浄能力のなさがそのことを打ち消しているような気がします。