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自由貿易の枠組み

  • 2013年04月13日

世界ではすでに発行した貿易自由化の枠組みは200を超えています。
日本においても既に、シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、タイ、インドネシア、ブルネイ、ASEAN諸国、フィリピン、スイス、ベトナム、インド、ペルーと個別にEPAを締結・発効している他、現在、日中韓FTAをはじめ、オーストラリア、モンゴル、カナダ、コロンビア、EUとも個別の交渉が行われており、日本が貿易で他国に国を開いていないというのは真っ赤な嘘であり、TPPが自由貿易の唯一無二の道ではありません。
日本とアメリカは自由貿易協定を締結していません。
従ってTPPの狙いの多くは、アメリカを中心とした経済圏を作り、中国に対抗しようとする政治的な色彩の濃いもので、さらに、アメリカはTPPをてこに、日本との自由貿易を実現し、関税撤廃だけではなく非関税障壁の撤廃も求め自国の国益の起爆剤にしようとしているのではないかと思います。
TPP問題の先には、FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏構想)、RCEP(ASEAN+6域内包括的経済連携)なども浮上し、全て包括的なルールの中で経済連携を進められるようですが、日本はニュージーランド、台湾、香港と個別にFTA及びEPAを締結すれば、包括的な枠組みに捕らわれず個別同士の交渉で、貿易立国になるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。


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