自粛の緩和や解除
- 2021年06月19日
緊急事態宣言が解除となり、21日からは札幌市が蔓延防止措置対象地域となったことから、飲食店の営業時間は午後8時まで、酒類の提供はアクリル板などの要件を満たしている条件で午前11時~午後7時まで、4人以内で滞在時間は2時間まで。
そして、札幌市を除く石狩管内、旭川市、小樽市は「道独自の経過措置」として飲食店の営業時間は午前5時~午後9時まで、酒類の提供は午前11時~午後8時までと緩和されました。
そして、それ以外の地域では、感染リスクを回避できない場合は不要不急の外出を控える、札幌市との不要不急の往来を控える のみとなり、飲食店に対する自粛要請が解除となりました。
感染者数が落ち着いてきたことが緩和や解除の理由となり、やっと経済活動が動き出すことは喜ぶべきことなのですが、これまでの反動が道民の行動に表れ、「タガ」が外れてしまうことが心配です。
既に、私の周りの方々からも、「来週から喪が明ける」という声が聞こえてきます。
懇意にしていた飲食店からも誘いのメールが入ってきましたし、仲間内では、早々と飲み会の話が持ち上がっています。
しかし、道内では、ゴールデンウェーク前の4月後半から感染者数が三桁となり、5月5日の東京五輪テストマラソン後からは急激に上昇カーブが上がり、5月16日の緊急事態宣言後も増え続けて23日には1日の感染者数が370人とピークを迎えたことを私たちは経験しています。
今は、菅氏の最終兵器であるワクチン接種が徐々に増えてはいるものの、死亡する年齢が若年化してきている事に加えて、感染力の強いアルファー株(旧イギリス株)やデルタ株(旧インド株)が広がりつつあります。
自粛要請が緩和や解除されたとはいえ、いま少し慎重な行動が求められるのかもしれません。